「出会い」がモチベーション けん玉で喜びを分かち合う
けん玉を始めたきっかけ
「小学校5年生の時、父と一緒に廿日市市のけん玉ショップに行ったことが最初の出会いでした」と空さん。そのショップで初めてけん玉に触れるとともに、そこで見たけん玉チーム”YUMEKEN”の「パフォーマンスを見て魅了されて、そこからのめり込んだ」と本格的に活動するようになりました。
同時に、”YUMEKEN”のチームに加入し日々練習を重ね、翌年の2016年のけん玉ワールドカップに初出場。なんと、2019年には初優勝を果たし、今ではチームの顔となって活動しています。
けん玉の魅力とは
「年齢・性別・場所を問わず誰でもできること」と老若男女国境超えて様々な人が遊んでいることだと言います。けん玉ワールドカップでは制限時間内に自らが選択した全トリックの成功(フルマーク)を目標に挑戦します。自らトリックを選択するため、「すべて成功した達成感は練習を続けてきた自分にしか分からない」と大会では自分自身との戦いになります。それでも、「みんな一緒に戦っているので、他の人がフルマークを達成できると嬉しい」と本番に目標のトリックを成功させると見ている全員で喜びを分かち合います。「できるなら、全員フルマークで得点を競いたい」と究極の理想を語りました。
また、けん玉を通じて様々な人と出会いが生まれることも魅力の1つのようです。空さんは、「けん玉がきっかけで出会い、皆それぞれにファッションや趣味があって、それを理解しようとすることで自分自身にも新たな価値観や趣味ができた」と出会いによる相乗効果も紹介してくれました。
つらかったことも
2019年のけん玉ワールドカップで初優勝した空さん。しかし、翌年と翌々年の大会は新型コロナウイルス感染症によるパンデミックでオンライン開催に。年1回のたくさんの仲間と会える特別なイベントがオンライン開催となったことで空さんは、「人と会わないとモチベーションが上がらなかった」とその時期に大きな喪失感があったと振り返ります。今では、「夏といえば”けん玉ワールドカップ”」と地元開催のこの大会を毎年心待ちにしています。
―まだけん玉を触ったことが無い人へ
「誰でも気軽にできるし、どの家庭にも大体あるはずなので一度触って遊んでみて欲しいですね。新たな趣味を探している人には特におすすめです!」
空 留以さん(登録名:ruiboy) 19歳 広島県広島市 小学校5年生から本格的にけん玉を始める。2019年 けん玉ワールドカップ優勝。 |